共に手を取り合って乗り越えて行く事を誓います
kellyさん(35) & ななかさん(36)





米国永住権を持っている僕が、家庭の事情で一時帰国。
アメリカ暮らしの長かった僕は日本的共同体に馴染む事が出来ず、また日本の出会い系サイトに関する事情にも疎く、人恋しさと好奇心でサイトを利用するも悪質サイトに騙され続け、最後に辿り着いたのがここ。
職場と自宅の往復だけ。と言う単調な日々を過ごし、ルーティン化した日常に一抹の不安と寂しさを感じていた彼女は、2007年初冬、持病の治療で入院中に時間を持て余してしまい(暇つぶしに出会い系でもしてみようかしら?)と登録したのがラブサ。最初はメールだけが目的で、もちろん会う気など皆無。
その彼女曰く、「登録されていた会員の自己紹介文の中で、圧倒的な程に異彩を放っていたのがKellyだった。」との事で、(この人なら、きっと私の事を理解してくれる!)と思い、メールを送ったのが二人の物語の始まり。
最初は、当たり障りの無いごくありふれたメールのやり取りだったが、アメリカで心理学を学んでいた僕は、彼女がその心に抱えている深刻な心的外傷の存在を見抜き、そして彼女はメールを通じてその心に抱えた不安や悩みや心の傷を少しずつ僕に打ち明け、そして初めてメールを交わしてから1ヵ月が過ぎた頃、既に数百通のメールを交わしていた二人は、初めはメールだけで会う気など無かったのに、実際に会う事となった。
文字だけのやり取りだった時点で既にかなり惹かれあっていた二人なのに、実際に会ってみたら外見もタイプ直撃。同い年の二人は話題も好みも完全一致ですっかり意気投合。さらにお互いの家が徒歩10分と言う超・ご近所だった事も判明し、初デートの翌週には、お互い仕事が終われば毎日デートするまでに。
付き合い始めてから2ヶ月、僕も彼女も、(自分の事をここまで理解し受け入れてくれる人なんかいない)と感じていた。そんな二人が訪れたウェディング・フェアからの帰り道、気持ちの盛り上がりを感じた僕は照れもあって英語で彼女にプロポーズ。その僕に彼女、目にうっすらと涙を浮かべ、そして僕の瞳を見つめながら、「Yes, I will.」と静かに優しく答えた。
政治的に、社会的に、日本と言う国に絶望し、国を捨てて移民としてアメリカに渡った僕が、家庭の事情で一時帰国したのも偶然ならば、入院中に時間を持て余していた彼女がサイトに登録したのも本当に偶然。
その二人がラブサを通じて出会い、恋に落ち、結婚する事となった。初めてメールを交わしてから結婚に至るまでが10ヶ月にも満たない、超スピード婚だけどそこには、濃密で親密な時間と、思い出すだけで心を内側から優しく暖めてくれる、愛しい記憶で満たされている。
比較的おだやかな人生を送ってきた彼女は、まるでローラーコースターの様な僕の人生の旅路に同行する事になったんだけど、
今日から、Kelly&ななかは、健やかなる日も病める日も、死が二人を別つまで、そこにどんな試練が待ち受けていようとも、
共に手を取り合って乗り越えて行く事を誓います。
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